書き留めたいことを書き留めたいように

起業支援ネット×よのなか×わたし

超絶運動嫌いなわたしが少しだけ走ってみた話

運動、苦手です。そして嫌いです。

小学校の頃から、運動会や持久走の日は、雨が降りますように、と願っていた子どもでした(しかし、大抵雨は降らない。。。)。

特に、小学校5年生のときに(←意外と執念深い)、クラス全員リレーみたいなやつで、わたしのせいでクラスが最下位になってしまったことと、そのことを担任の先生に結構叱られたことは、辛い思い出です(遠い目)。

 

ただ、大人になったら運動は別にしなくても済むので、なるべーーーーく運動とは距離をおいてきました。

「運動苦手なんで~」

「文化系なんで~」

と言っていれば、無理強いされることもないし、運動しなくても健康だし!!みたいな。

で、まぁ、そんな台詞を繰り返していると、”運動が嫌いで苦手”っていうのが、アイデンティティの一部になってくるわけです。なので、そのアイデンティティを維持するためにも、ますます運動からは遠ざかる…というループ。で、運動を勧めてくれる人には(せっかく勧めてくれているのに…)結構な勢いで噛みついてました!少なくとも、「運動するくらいなら死んだほうがマシです」くらいのことは言ってました!!(勧めてくれたみなさん、すみませんすみませんすみません)

 

ま、それはそれでアリの人生だとは思うのですが。

ひょんなことから、3人グループで先生の指導を受けながら「ちょっとだけ走ってみる会」というものに参加してしまったのです。

 

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もう、めちゃくちゃレッスンのハードルは下げてもらって、ちょっとしたことでも褒めまくってもらって、写真はなんとなく走っているようにみえますが、走ったのって90分中、10分弱くらい?

しかも、10分連続では当然なくて、1分走って、1分歩くの繰り返し。2分走って2分歩くが達成できたときは、もうみんなで大歓喜(笑)。

 

…あれ、楽しいじゃん。

 

終了後はカフェで、お互いいかに運動が嫌いか、できないか、敷居が高いと感じているかの競争がはじまりました!

例えばですね。わたしは今日のために、一応ジャージを買いに行ったんですよ(当然ジャージとか持ってない)。でも、スポーツオーソリティとかのスポーツショップには入れない。スポーツショップにいる自分自身に耐えられない。

で、イトーヨーカドーに行きまして。イトーヨーカドーのスポーツコーナーにも、そこそこジャージ売ってるんです。でも、ナイキとかadidasとかが、これまたハードルが高すぎて。えぇ、イトーヨーカドープライベートブランドのジャージを買いました。なんか、これくらいなら、わたしごときが買ってもいいですかね、いいですよね、みたいな感じで。

 

結論的には、自意識過剰で卑屈になりすぎているっていうことなんですが(だって、スポーツオーソリティでわたしがジャージ買うところなんて、絶対誰も気にしてない。それはわかる)、でも、嫌いなものとか苦手なものって、そういうもんですよね。で、それを気にしすぎって言われても、すでに卑屈になっているので、なんか上から言われているような気がしてしまう(…書いてて、相当めんどくせーな、自分、と改めて思う。運動に関しては、やっぱりかなり鬱屈がある)。

 

今回の「少しだけ走ってみる会」がすげーな、と思うのは、「そんなくのさんと一緒に走りたい!!」と主催者の方が声をかけてくださったこと。え、運動嫌いなままでいいの?むしろ、苦手なわたしが求められてんの??っていう感じで、うっかりオッケーしてしまったのです。しかもこの年度末の時期に(笑)。

 

えっと、特にオチはないのですが、嫌いなものとか苦手なことは、嫌いにならないような努力とか、苦手意識をなくす努力よりも、「嫌い嫌いと言いながらも、つい、うっかり、やってしまうきっかけ」の方が大事なのかもしれないな、と思いました。そして、もし、叶うならば、嫌いだったり苦手だったりする自分をさらけ出して、笑いあえる相手がそこにいてくれたら、なお素敵。そして、機会が巡ってきたときは、うっかりできるチカラも大事。

 

わたしも、10年前だったら絶対にやってなかったと思う。子育てもひと段落の域に差し掛かってきた時期だし、そして、首や腰もぎっくりくるとなかなか治らないな~と感じていたり、更年期突入のお年頃で骨密度とかもそろそろ気にした方がいいのかしら…と思っていた今日この頃だったから、うっかりできたんだと思う。

 

人間、いくつになっても成長できる。いや、運動能力は成長できないかもしれないけれど、苦手であることに執着していた自分からは、ほんの少しだけ自由になれたように思う。それは結構清々しい。

 

一方で、わたしはこの苦手・嫌いが運動だったので、社会で働くうえではそんなにハンディにならなかったけれど、これが別の能力だったとしたら…って考えてみたりもする。

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次回、5月くらいにまたやるみたいです。本当の本当に運動が苦手な方のみ、厳しい審査の果てに参加できます(笑)。本当はできるのにできないフリをする人には、容赦ありませんのでご注意を(笑←これは怖い笑顔のやつ)。