書き留めたいことを書き留めたいように

起業支援ネット×よのなか×わたし

卑屈にならずに「助けて」が言えること、尊大にならずに「助けたい」が言えること

タイトルは、起業支援ネットの創業者の関戸が「起業家に必要なのはこういうチカラだよね」って、常々言っていた言葉。

起業家に必要な能力っていろいろあるけれど、意外と見過ごされがちなのが、この助けてと助けたいっていうときの流儀と作法なのかもしれない、とわたしも思います。

 

 誰だって背伸びをすることはあるし、その背伸びの連続が身の丈を大きくすることにもつながるから、まずは自分でやってみたらいいとは思う。でも、わたしだって誰だって得意も苦手も、好き嫌いも、凸凹もあって、全部自力でできることなんてありえない。だったら、まずは自分で精一杯やってみて、その上で誰かの力を借りた方がよさそうなときは、遠慮せずに借りたらいい。

「助けて」というのは、自分の能力が足りないということでもあるけれど(汗)、誰かがその「助けて」を受け取ってくれるはず、という、”世界への信頼”を込めたメッセージでもあるし、受け取ってくれた誰かの活躍の場面を生み出すことでもある。

だからこそ、自分でできることが誰かの役に立つならば、惜しみなく差し出せばいい。「手伝いたい、助けたい」というのは、自分の命をそのように使いたい、ということ。偉そうにしたり、自分を大きく見せたりしようとなんて、全然しなくていい。

 

ま、そうはいっても、「助けて」も「助けたい」も爽やかに言えるようになるためには「練習」も必要だし、頭ではわかっていてもなかなかうまく言えなかったりするのも、またそれはそれで人間らしくて愛おしかったりもするんですけどね(笑)(わたしも修業中~)。

 

今日は、半年ほどお手伝いをしてきた、「輝く女性 ソーシャルビジネスプランコンテストあいち2017」の成果報告会で、3名の女性が、この半年間の取り組みとこれからについて発表をされました。

www.pref.aichi.jp

3名の発表は、まだまだ「こなれて」はいないけれど、それぞれの個性と、今の状況を等身大に表現されたものでした。お手伝いとはいっても、この半年間で数回あった研修の場でご一緒させていただき、その折々で気づいたこと、感じたことをお伝えしてきたくらいのことしかやっていませんが、同じように半年間見守ってきたJUNOの柴田さん(本日後半のパネルディスカッションで切れ味抜群の柴田節炸裂(笑))の言葉を借りれば、すっかり「母の気持ち」になってしまい、プレゼンを聞きながら、やっぱりちょっとぐっときましたよ。

 

3名のみなさんにとっても、今日がまた新しいスタート。みなさん、この半年を通じて、間違いなく「人とつながること」「人から応援されること」の大変さと意味と価値を実感されたことと思います。これからも、ぜひ、それぞれの「いのち」を、それぞれの理念の実現に向けて注いでくださいますように!そして、ぐいっともう一歩進みたいときや、ちょっと立ち止まりたいときは、どうか遠慮なく声をかけてくださいね~。

f:id:kunominako:20180319194814j:plain

 

 

あ、起業の学校も、現在14期募集中ですよ!

起業の学校も、起業を学び、事業プランを構築しつつ、人とのつながり方、自分自身の「命の使い方」を学ぶ場所でもあります~(と最後は宣伝!)。

人との繋がり方から事業経営やその手法に至るまで、
いのちの視点と人間のサイズや速度に合わせた価値観に転換することが、これからの社会に求められています。
小さくてもいい。ゆっくりでもいい。強くなくても構わない。
しかし、自己実現のため「だけ」の起業ではなく、身の丈で社会に役立とうとする覚悟は必要です。
新しい価値創造に挑む…身の丈起業にチャレンジしてみませんか?

起業の学校14期募集中 http://www.npo-kigyo.net/school-nagoya/